健康と人生の関係

最初に書くべきことだったなと思いながら、今日は「健康とは何なのか?」について書きます。

たぶん、多くの人は「健康とは何なのか?」について、あまり真剣に考えることはなくて、それでも、何となーく、

「たっぷりの野菜、豆腐、鶏のササミはヘルシー」

「ローフード、発酵食品は身体に良い」

「ホットヨガでデトックス」

「グリーンスムージーでダイエット」

みたいな、健康に良いであろうことを日々考えていたり、実際に行っています。

でも、多くの人は、自分の健康には興味があるけど、じゃあ「健康とは何なのか?」については、あまり関心がない様子。

それが、とても不思議です。

何を言わんとしているか、ピンと来ない方もいらっしゃると思いますが、僕が言いたいのは、多くの人は「健康とは何なのか?」についてよく考えていないから、自分の健康法がブレてしまっている。ということです。

そのあたり、今日の話でクリアになればいいなと思っています。

 

さて、「健康とは何なのか?」について話す前に、まず言っておきたいのは、必ずしも「痩せる=健康」ではないということです。

多くの人は、ダイエットが成功する=健康。もしくは、肥満体=不健康。と思っているようですが、実は必ずしもそうではありません。

「健康=長生きする」といった意味合いで、例を挙げます。

例えば、アメリカで行われた成人1万人の12年間に及ぶ追跡調査では、標準的な体重(BMI18~25)の人よりも、肥満者(BMI25~30)の方が死亡率が大幅に低かったことが明らかになっています。

平たく言えば、やや太っちょ体型の人は標準的な体型の人よりも長生きする可能性が高いということです。

これは意外に思う方もいるかもしれませんが、同じような調査結果はいくつもあります。

あと、もっと身近な例だと、どの国でも一般的に女性は男性よりも平均寿命が長いわけですが、それは女性は男性に比べて体脂肪率が高いからだという説もあります。(それだけではないと思いますが)

つまり、男性に比べると女性は肥満体である場合が多いのです。少なくとも体脂肪率に限って言えばそうです。

また、無理なダイエットによって身体を壊したという話なら、あなたも少なからず聞いたことがあるでしょう。

そもそも、巷のダイエットの多くは、短期的に結果を出すことに主眼を置いているので、理想の体型を長期的にキープすること、そして、それが健康的であるかどうかは、また別の問題なのです。

 

それから、もちろん、個人差という問題があります。

先天的に痩せやすい体質、太りやすい体質は確かにあります。

しかしながら、実際には、痩せている、太っている、といった体型に関して言えば、先天的なファクターはゼロではないけれど、後天的なファクター(生活習慣、運動の頻度)の方が圧倒的に大きいと言われています。

もちろん、中には意識的に生活習慣を改善したり、適度な運動をすることで、理想の体型に変容させた人もいるでしょう。

でも、そうでない人の大部分は、無意識的に行っている習慣(習慣ってそういうものなのだけど)によって、今の体型があるわけです。

いずれにせよ、中長期的に行ってきた習慣によって、あなたの体型が決まります。

そして、人の身体には現状を維持しようとするメカニズムが備わっているから、一度決まった体型は変化させることが難しくなってきます。

 

それでも、今の体型が嫌だと思うのなら、変わりたいと強く願うのなら、何かを大きく変える必要があります。

例えば、あなたが森三中の誰かみたいな体型だったとします。(あ、それが悪いことだとは言ってませんよ。)

でも、篠原涼子みたいにスレンダーで、でも、出るところはしっかり出ている、カッコイイ身体になりたいのなら、厳格な食事制限とハードなトレーニングをする必要があります。

ですが、それを行うということは、健康を害してしまうリスクも伴います。

痩せることにフォーカスしていると、健康体をキープするために必要な栄養素が摂取できなくなってしまったり、高負荷の運動を繰り返すことで怪我をしてしまうかもしれません。

また、自分が変わることで、今までの人間関係が崩れてしまうかもしれません。

例えば、同僚の誘いを断ってジムに通ったり、久々に飲みに行っても友達が美味しそうに食べているスイーツを自分は食べるのを我慢したり。

そんなことが積み重なってくると、そうなる可能性が高いでしょう。

 

何も痩せることに限って言っているのではありません。

あなたがガリガリに痩せていて、頼りない印象を与えてしまうような男だったとしましょう。

でも、実は、テルマエ・ロマエの阿部寛みたいな逞しい身体になりたいと強く望んでいるのなら、ある程度、健康を犠牲にすることも出てくるはずです。

例えば、摂取カロリーを上げる(要するに、今以上にたくさん食べる)必要があるし、相当ハードなトレーニングが必要だと思うし、場合によっては内蔵に負担のかかるプロテイン的なものをたっぷり摂取することになるかもしれない。

でも、あなたが本気でそれを望むのなら、ストイックになって、ある程度健康を害してでも、やるべきなんじゃないかと思うわけです。

もしくは、健康面に気を遣うのなら、筋肉ムキムキの身体になることを、ある程度諦めなければいけない。そう思うのです。

 

話を森三中に戻しましょう。

あなたが森三中の誰かみたいな体型だったとして、篠原涼子みたいなカッコいい身体になりたいと思ってるとしますね。仮に。

でも、運動はしたくない。食事制限はしたくない。

それは、無理な話なのです。

だって、篠原涼子だって、週に5日ヨガをして、週に2回ジムに通って、一般的には厳しめの糖質制限をしているのですから。

サッカーの練習はしなくないけど、本田圭佑みたいな世界レベルのサッカー選手になりたい、と言っているようなものです。

 

別に妥協することが悪いことだと言いたいわけでもないし、そもそも、努力にも限界があります。

篠原涼子だって、撮影が終わると甘いスイーツを食べたり、夜中にお腹が空いて眠れないときにはカップラーメンを食べることもあるらしいです。

本田圭佑だって、今は自分の可能性を信じて練習をしているわけですが、その可能性を信じれなくなったら、引退するのでしょう。

その日はいつか来るわけです。少なくともサッカー選手という生き方においては。

だから、最終的にはみんなどこかで妥協することになるはずです。

そういった妥協も踏まえた上でですけど、「どんな自分になりたいのか?」が明確になっていないことには、自分の健康法を作ることなんてできないと思うのです。

 

では、ここで今日のテーマ「健康とは何か?」について、僕の考えを話します。

僕は、健康とは、「なりたい自分になるための土台」だと考えています。

土台というのだから、それがないと何も始まらないし、そうかといって、それは土台なのだから、人生ゴールでもない。

健康法とは、なりたい自分が先にあって、そのための土台なのです。

つまり、「なりたい自分」が先にないと、健康法もへったくれもない。

少なくとも僕はそう考えています。

 

だから、もし、あなたが

「健康法なんて考える暇があったら、俺は好きなことをやるぜー!」とか、

「ヘルシーって言葉が、なんかいい子ぶっていて好かん。俺はジャンキーな人生を生きるぜ!」

という人生を選ぶのなら、別に健康法について考えなくてもいいのです。

僕は健康体をキープできるからこそ、好きなことを長期的に楽しめるのだと思っていて、ある意味、ディフェンス重視の生き方を選んでいるだけなのです。

もっとも、健康を度外視したアグレッシブな生き方もカッコいいと思いますよ。高杉晋作みたいで。

 

「なりたい自分」がピンと来ない人もいるでしょう。

その場合は、自分が「どんな人生を過ごしたいか?」とイメージしてみると良いと思います。

僕であれば、食を楽しみたい(そういう人生を過ごしたい)と思っています。

だから、いくら健康に良いと言われているものでも、それによって食が楽しめないのなら、それは僕の人生にとっては不必要なものだと考えるわけです。

 

例えば、僕の人生に不必要なもの。

「海鮮丼は上に乗っている刺身を先に全部食べてから、ご飯を食べましょう。」という食べる順番ダイエット。

そもそも、ダイエットの必要性があまりないというのもあるのですが、海鮮丼は刺身とご飯を交互に食べるから美味しいんだろー。そう思うわけです。

 

あとは、「おからハンバーグ」を筆頭とした、いわゆる「もどき料理」たちも、僕の人生にはあまり必要がない。

「ハンバーグの美味しさは、そうじゃないだろ」

「でもですね、おからには食物繊維が豊富でして・・」

「だったら、おからを普通に食べるし」

「実はスーパーで売られている挽き肉は加工の過程で酸化が進んいるので、あまり食べない方が・・」

「そういえば、俺、ハンバーグはたまにしか食べんわ(実際にあまり食べない)」

ってな感じで、おからハンバーグは僕の人生には、あまり要らないのです。

 

僕は「食を楽しみたい」と決めているから、いくら健康的だと言われていることでも、「美味しい」が伴わないのなら、自分の人生には基本的に取り入れないと決めているし、健康的で、かつ、美味しい料理ができるのなら、それは最高だね。そう考えています。

だから、自分の健康法はブレが少ないと自分では思っているのです。

昔は何種類もサプリを飲んだり、苦いハーブを飲んだり、身体に良いであろうものをしかめっ面して摂取していたこともあったけど、それは僕が過ごしたい人生じゃないなと気づき、今の健康法に至ったわけです。

僕の健康法は、基本的には好きなものを食べて、食を楽しむ。その上で、健康に配慮したものであれば、尚良い。

理想の体型をキープしたいという想いはあるけど、それは食事制限によるものではなく、トレーニングをすることで実現する。

基本的には、このように考えています。

特に、料理に関しては健康に配慮した上で、美味しいものが作れるようになってきたので、そのあたりもちょくちょくご紹介できればと思っていますが。それについては追々。

 

というわけで、今日の話はそろそろ終わろうと思いますが、最後にお伝えしておきたいことは、別に巷の健康オタクたちに圧倒されなくていいということです。

食物繊維たっぷりのおからをふんだんに使った「おからハンバーグ」を、無理に「ヘルシーですね。」と褒め称える必要はない。

あなたの人生にとって、ラーメンを食べることが必要なことなのであれば、ラーメンだって食べていい。

森三中の誰かみたいな体型でも、私は構わんよー、というのなら、それでも良いのです。

要するに、自分自身がどうなりたいのか?どんな人生を過ごしたいのか?を考えた上で、健康について学んで欲しい

そいうことが今日は言いたかったのです。

 

カテゴリー: 健康法 タグ: , パーマリンク