お酒の調査が教えてくれること

昨今の健康ブームの裏には、研究者たちによる膨大な実験、調査があります。

今日は1つ、お酒に関する調査結果をシェアしようと思います。

成人男性1万9,000人に対し、日本酒換算にして、

①お酒を全く飲まない

②2週間に1合程度飲む

③2日に1合飲む

④毎日1合飲む

⑤毎日2合飲む

⑥毎日4合飲む。

の6つのグループに分けて、がんによる死亡リスクについて、7年間追跡調査をしたものです。

「酒は百薬の長と言われるように、少しなら毎日飲んだほうが良い」

もしくは、

「アルコールは体内で毒物として処理されるから、できるなら飲まない方が良い」

と、医者や巷の健康コンサルタント的な人たちの意見も二分するところではあります。

 

この調査結果によるとですね、最もリスクが低かったものから、

1位.2日に1合飲む

2位.2週間に1合程度飲む

3位.毎日1合飲む

4位.お酒を全く飲まない

5位.毎日2合飲む

6位.毎日4合飲む

この順番だったそうです。

この結果が教えてくれることは、非常にシンプルで、

お酒は適度に楽しめば、さほど害はなく、度を越して飲むと、健康を害する。

そういうことだと思います。

 

ただ、ここで問題になってくるのは、この「適度」という感覚です。

最近では遺伝子検査というものがあって、アルコールの代謝について調べることが出来ます。

要するに、ご自分が生まれつきお酒に強いタイプなのか、弱いタイプなのかを判定してくれるのです。

ちなみに、この遺伝子検査は先天的なものなので、実際にお酒に強いか、弱いかはまた別問題です。

後天的にお酒を多く飲んできた人は、それに身体が順応してきますから、元々はお酒が弱い体質であっても、そこそこ強くなったりする。

例えば、僕はこの遺伝子検査を受けたことがあるのですが、結果は9段階中、もっともお酒が強い部類でした。

でも、一緒に検査を受けに行った友人は、僕よりやや弱いという判定なのに、僕以上に、相当お酒が強かったりします。

 

結局のところ、お酒が強いか、弱いかは客観的に判断することはできないのです。

なので、最終的には、自分にとって、どれくらいのお酒が適度なのかは、自分で知るしかない、という話になります。

これはお酒に限った話でもないのですが、自分にとって、どれだけの量が適度なのかを知るのは、その質を吟味するのと同じくらい大切なことだと思っています。

何でも個人差があるわけですから、周りに流されずに、自分の中の「適度」を磨いていけば、病気とは無縁の人生が送れる。

このように僕は考えています。

 

それでは、今日はこのあたりで。

 

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