茄子とみょうがのアラビアータ レシピ
パスタ料理の最大の魅力は、もちろん美味しいことですが、「動物性食材を使わなくても美味しくいただける」ことだと思うこともあります。
中でも今回のアラビアータはその代表格です。
「アラビアータ」とは唐辛子の効いたトマトソースのことですが、もともとは「怒り」という意味です。
アラビアータのパスタを食べると、その辛さで顔が真っ赤になり、怒っているように見えたことから、命名されたと言われています。
今回は夏野菜の茄子とみょうがを使いましたが、マッシュルームや舞茸など、キノコ類でも美味しく出来ます。
ちなみに、今回は生の青唐辛子を使いました。
辛いのが好きな人にはオススメです。生の青唐辛子が手に入ったら、是非試してみてください。
《材料 3人分》
スパゲッティ 300g、茄子 2本、みょうが お好みで、にんにく 2片、青唐辛子(生) 4本、トマト缶(カット) 1/2缶、日本酒 50ml、パルメザンチーズ お好みで、黒胡椒 お好みで、塩 適量、オリーブオイル 適量
《作り方》
(1)鍋に水、塩を入れ、十分に沸騰させてから、パスタを少しだけ固めに塩茹でする。
塩の分量は、水の約1%が目安です。
(2)茄子は1cm幅の輪切りにして、水にさらしておく。みょうがは縦四等分に、にんにくはみじん切りにする。青唐辛子は小口切りにしておく。
茄子は切り口が変色しやすいので、切ったら水にさらしておくと色止めになります。
(3)茄子の水気をしっかり切ったら、フライパンを熱しオリーブオイルをやや多めに入れて、茄子を両面焼いていく。この時、茄子に塩を少しだけ振りかける。
茄子に塩を振ることで、茄子から水分が出て火が通りやすくなります。茄子は意外と火の通りに時間を要します。しっかりと加熱しておきましょう。
(4)茄子に火が通り少しくったりしてきたら一旦火を止めて、茄子を取り出す。同じフライパンにオリーブオイルを加え、にんにく、青唐辛子を入れたら、中火で炒める。
にんにくと唐辛子は焦げやすいので、一旦火を止めて温度を下げてから、弱~中火で炒めます。
(5)にんにくがきつね色に変わってきたら、みょうがを加え、さっと炒める。分量のトマト缶、日本酒、パスタのゆで汁をお玉3杯ほど入れる。煮立ってきたら、茄子を戻し入れる。味見をして、必要なら塩を適量加えて、味を整えたら、一旦火を止めておく。
トマト缶のかわりに市販のトマトソースを使ってもいいです。トマトソースにはトマト以外の具材や調味料も含まれています。
もちろん、日本酒のかわりに白ワインを入れても美味しいです。
(6)パスタが茹で上がったら、(5)を再度加熱し煮立たせ、湯切りしたパスタを入れ、フライパンを揺すりながらトマトソースを絡ませる。
ここでパスタを好みの硬さにします。
(7)お皿に盛り、お好みでオリーブオイルを回しかけ、パルメザンチーズを削って、出来上がり。