おかひじきとアマランサスのコリアンスープ レシピ
干し椎茸の旨味成分を利用したベジタリアンスープをご紹介します。
詳しい話はここでは割愛しますが、干し椎茸は常温の水で戻すよりも、冷水で戻す方が旨味成分のもとが多く抽出されます。
また、冷水で戻す場合は、十分な戻し時間(一晩ほど)が必要です。
なので、別に手間が増えるわけではないのですが、前日から戻す必要はあります。
そうすることで、確実に旨みはアップします。
それから、今回のスープには栄養価の高い、おかひじき、アマランサスを入れてみました。
おかひじきは緑黄色野菜の中でも、その栄養価はトップクラスです。
アマランサスとは、南米ではスーパーグレイン(驚異の穀物)と呼ばれているほどで、現代人に不足しがちなマグネシウム、亜鉛、鉄などを豊富に含んでいます。
お米と一緒に炊いても構いませんが、今回のようにスープに入れても美味しくいただけるので、便利な食材ではあります。
たらこのようなプチプチとした食感が良いアクセントにもなります。
《材料 作りやすい分量》
干し椎茸 30g、冷水 1リットル きくらげ(乾燥) 8g、玉ねぎ 1/2個、豆腐(絹) 1丁、おかひじき(下茹でしたもの) 1パック分、アマランサス 50g、キムチ お好みで、塩麹 大さじ2、オイスターソース 大さじ1、塩 適量、細ねぎ(小口切り) お好みで、もみ海苔 お好みで
《作り方》
(1)前日に干し椎茸を分量の冷水に入れて、一晩かけて戻す。
具体的な戻し時間ですが、どんこ等の肉厚な椎茸の場合は約10時間以上、薄い椎茸は約5時間以上が目安です。
(2)干し椎茸の戻し汁はザルとキッチンペーパーを使って一度濾す。椎茸の水気を絞り、それも戻し汁に加える。石づきを取り除いたら、軸と傘に分けて、共に薄切りにする。
石づきに付いている土がスープに入らないように、一度濾すと良いです。
(3)きくらげは水で戻してから、細切りにする。玉ねぎはくし切りに、豆腐は食べ易い大きさに切っておく。おかひじき(下茹でしたもの)も食べ易い大きさにカットしておく。
きくらげは20分ほど水に浸しておけば十分です。
おかひじきは、30秒ほど湯通しするような感じで良いです。冷水に取り、水気はしっかりと絞ってからカットします。
(4)鍋に干し椎茸の戻し汁、椎茸、アマランサスを入れたら、蓋をして中火にかける。煮立ってきてから5分ほど加熱する。
(5)玉ねぎ、きくらげ、キムチ、分量の塩麹、オイスターソースを加えて、再度蓋をして、ひと煮立ちさせる。味が薄ければ、塩を適量加える。
塩分はキムチの量でコントロールすることもできます。辛いのが好きな方は、キムチを多めに加えて、味を整えてください。
(5)豆腐を加える。蓋をして2分ほど加熱したら、盛り付ける。おかひじきを加え、お好みで、細ねぎ、もみ海苔をのせたら完成。
おかひじきは他の具材と一緒に煮込んでしまうとやわらかくなり過ぎるので、下茹でしたものを最後に入れるのが無難です。