健康維持のゴールデンルール

もし、健康に気を遣っていることを1つだけ教えてください、と聞かれたら、僕はこう答えます。

適度なストレスをかけ、そのケアをしっかり行うこと。

これは、「ストレスレベルを上手にコントロールすることを上手にすること」と言い換えても良いかもしれません。

ピンと来ない方が多いとは思いますが、これは僕に限らず、多くの人にとっても大切なことで、万人の健康維持の黄金律だとすら思うこともあります。

黄金律とは「内容が深遠で、人生にとってこの上なく有益な教え」という意味です。

なぜ「適度なストレスをかけ、そのケアをしっかり行うこと」が、深遠で有益な教えなのか?今日はこのことについて、話していこうと思います。

 

まず、ストレスの概念から説明していこうと思うのですが、ストレスと聞くとネガティブな印象を持つ方も多いでしょう。

ですが、必ずしもそんなことはありません。

一番分かりやすい例は、運動です。

適度な運動が健康に良いということは周知の通りですが、運動とはある種のストレスに他なりません。

身体を動かすことが好きじゃない人の多くは「これからジムに行くの嫌だなー」と思うことでしょう。これはまさにストレスです。

逆に、身体を動かすことが好きな人は、ハードな運動を好む傾向があり、先ほどのような精神的なストレスは少なくても、今度は肉体的なストレスがかかります。

そもそも息切れしない程度のウォーキングにしても、全く運動しないよりは肉体的なストレスは必ずかかるものです。

ですから、運動をした方が良いということは、ストレスはかけた方が良い、と言っているようなものなのです。

ただし、その運動は適度であること、そして、そのケアをしっかりすることが条件で、その限りにおいて運動(適度なストレス)が健康維持に繋がるという話です。

ケアとはどういうことかと言うと、ハードなトレーニングをした後は十分な休息をしたり、栄養補給をする必要があります。早い話、そういうことです。

 

もちろん「適度なストレスをかけ、そのケアをしっかりする」という話は運動だけではなく、僕らの食生活についても当てはまります。

というか、食生活に関しては、余程気を遣わないとストレスから逃れることは難しいのが現実です。

それは普段食べる野菜の残留農薬であったり、生の野菜に含まれている毒素であったり、魚介類に蓄積されている有害ミネラルであったり、加工食品などに含まれている数々の食品添加物であったり。言い出せば切りがありません。

そして、こういった身体に良くないと考えられているもの、つまり身体に負担をかけるであろうものは、基本的に全てストレスと呼んでいいでしょう。

ですから、食生活に関しては多くの場合、そのケアが重要な役割を担います。

また、人によっては、仕事を中心に精神的なストレスを最も強く感じているかもしれません。この場合も、当然ケアが必要になります。

いずれにしても、これらのストレスは「適度な」というのがポイントなのであって、様々なタイプのストレスを一掃せよ、と言いたいわけでもなく、もちろんたくさんのストレスをかけた方がいいという話でもありません。

 

実際に、全くストレスがないということがストレスになるという、パラドックスがあります。

例えば、有名なものだと感覚遮断実験というものがあります。

被験者の身体が快適だと感じる温度や湿度の元、五感を遮断してリラックスしてもらいストレスフリーの状況を意図的に作り出すという実験なのですが、被験者の大部分は実験の途中でイライラし、中には幻覚が見え始めたりと、1日ももたなかったと言います。

これは、ストレスがないことがストレスになってしまう1つの例です。

 

また、これは食生活においても、同じことが言えます。

例えば、身体に良くないとされる食べ物を完全に排除して、スーパーフードと呼ばれているような栄養価の高い食べ物ばかり摂っていると、最初のうちは体調の改善が感じられますが、徐々にその効果は薄れてきます。

そして、長期間にわたり、身体に良いものばかり食べ続けていると、身体に良くないものへの耐性が弱まってしまうのです。

仮に、「身体に良くないものを完全に排除し、身体に良いものばかり食べる」という食生活を一生継続できるのなら、問題はないかもしれません。

ですが、そうじゃないのなら、食生活における肉体的なストレスを全てカットするのは、あまり良い考えとは言えません。

場合によっては、栄養価の高い食べ物の効果が薄れ、身体に良くない食べ物への耐性が弱まってしまうわけですから。

 

結局、何でもバランスよく食べることが大事なのです。というありきたりな話になってしまうのですが、ストレスとケアの概念が分からなければ、そのバランスをとることができないと思うので、こういう話をしています。

あと、これは傾向としてですが、現代日本人は食事に関しては、ケアという考え方が欠落していると思うし、運動に関しては、もっとストレスをかけるべきだと思います。

特に運動に関しては、だいぶ無理してもOKです。

というのも、普通、人は肉体の限界よりも精神の限界の方が先にくるので、それこそプロのアスリート並みに追い込まない限り、過度な運動になることはありません。

だから、もっとハードな運動をしましょう。

ここで言うハードな運動とは、少なくとも「これは、キツイ・・」とか「逃げ出したい・・」と思えるくらいのものです。

逆に、そう思えないものは、僕が考えている適度なストレスではありません。

 

いずれにしても、割とハードな運動をすると、眠りも深くなりますし、ご飯も美味しく感じます。これは健康にとって、とても良いことです。

それに、逆説的に聞こえるかもしれませんが、ハードな運動をすると、不思議なもので精神的なストレスは軽減されるものなのです。

是非、今日の話を参考にしていただき、あなたなりの健康法を確立していただけたらなと思っています。

 

 

カテゴリー: 健康法 タグ: , , パーマリンク