手作り酵素の作り方

手作り酵素の作り方

最近ではインターネットやテレビショッピングなどでも、酵素ドリンク的な商品が販売されるようになったので、それらを飲んだことがある人もいらっしゃるかもしれません。

ですが、実はあれには落とし穴があります。

市販の酵素ドリンク(というか、ジュース全般)は、ほぼ例外なく加熱処理してあるので、酵素や乳酸菌の殆どは失活しているのです。

なぜ加熱処理してあるのか?というと、日本では、例えば酵素ドリンクのようにpH4.0未満の密封食品の場合、食品衛生法によって加熱殺菌が義務付けられているからです。

どのみち酵素に関しては体内で分解されるものですし、有用菌は死菌でも善玉菌の餌になるというメリットはあるので、それ程がっかりしないで欲しいのですが、市販の酵素ドリンクには生きた酵素や乳酸菌は殆ど含まれていないことは、知っておいた方が良いでしょう。

一方、手作り酵素は酵素も乳酸菌も当然生きていますし、ご自分の手で作るわけですから、そこには生きた常在菌も含まれています。

 

手作り酵素の効能は、十分な科学的根拠があるわけではないのですが、野菜や果物から抽出した酵素、ビタミン、ミネラルといった有効成分を摂ることができるので、食生活に取り入れてよいものだと、僕は考えています。

作り方はこのあとご説明しますが、簡単に触れておくと、材料の野菜や果物を細かく切り、そこに白砂糖を混ぜて、その浸透圧によって酵素、ビタミン、ミネラルといった栄養素を抽出します。

そのプロセスで、1週間ほど常温で発酵させるのですが、その間に乳酸菌を始め身体に有用な微生物たちが増えるというわけです。

現代人の多くは残留農薬や抗生物質の摂取が原因で、腸内の有用菌の数が減っていると言われています。

ですから、手作り酵素を摂ってフレッシュな有用菌を体内に取り入れることは、とても良い考えだと思います。

飲み方は簡単で、出来上がった原液を水で薄めて飲むだけです。

では、材料と作り方を見ていきましょう。

 

《材料》

お好みの野菜・果物 お好きな量、白砂糖 野菜・果物の1.1倍の量、昆布 野菜・果物1kgに対して20gくらい

 

例えば、野菜・果物が5kgなら、白砂糖は5.5kg、昆布は100gくらいが分量になります。

材料の野菜・果物は、基本的にはお好きなものを選べばよいのですが、旬のものがベストです。

それから、なるべく多くの種類の野菜、果物を選ぶと良いです。

そうすることで、栄養バランスの偏りが少なくなりますし、多種多様な有効成分を摂ることができるからです。

ただし、作る分量が少ないと、数多くの種類の野菜、果物を入れることができません。

なので、なるべく多くの種類で作ってみたい方は5キロ以上で作ると良いです。

写真は6キロ分の材料になります。これくらいの量でしたら、数多くの野菜、果物を使うことができます。

 

《作り方》

(1)材料の野菜・果物を水で洗ってから、1~2cm角に切る。昆布は洗わずに、なるべく細かく切る。

野菜、果物を水洗いする時は、キッチンのシンクをよく洗ってキレイにしてから、そこに水を張って洗うと楽かと思います。

基本的に野菜や果物の皮は剥かず、種やヘタも一緒に入れて良いです。

材料は生き物ですから、栄養素が逃げないうちに素早く切るのもポイントです。

それから、手を洗う時に洗剤は使わないようにしましょう。手の常在菌が減ってしまいますので。

(2)適当な大きさの容器に(1)を入れて、砂糖を入れて混ぜ合わせる。

材料の量が多い時は、材料を切りつつ、適当なタイミングで砂糖を入れると良いです。

例えば、野菜・果物の量が5kgの場合、食材を1kg切ったら砂糖を1kg入れる、といった感じです。栄養素が逃げにくくなりますし、混ぜやすくなります。

砂糖が食材全体に行き渡ったら、容器に蓋をして1週間ほど発酵させます。

直射日光を避けて風通しの良い場所で保管してください。温度は常温が良いです。

ここまでは、1日目にやることになります。

(3)1日1回、素手で1分間ほどかき混ぜる。

翌日は容器の底に砂糖が溜まっていることがありますので、特によくかき混ぜるようにしてください。

ここでも常在菌を入れたいので、手は洗剤を使わずに洗うようにしましょう。

この工程は、2日目~6日目まで毎日行います。

(4)ザルなどで濾して、保存容器に入れる。

食材の量にもよりますが、一晩くらい時間をかけて濾すと良いかと思います。

それから、ザルで濾す際に食材の細かいカスが混入しないよう、目の細かい布を間に入れると良いです。

出来上がったものを保管する容器ですが、コーラなど炭酸飲料のペットボトルが良いかと思います。

手作り酵素の中にいる菌たちは生きていますから、出来上がってからも発酵が進みます。そのため容器に想像以上の圧力が加わります。

ガラスの容器に入れて密閉してしまうと、割れてしまうこともあります。危ないので避けましょう。

炭酸飲料に用いられるペットボトルは、炭酸ガスの圧力がかかることを前提にデザインされているので、手作り酵素の保管には最も適しているのです。

また同じ理由で、容器の蓋は軽く閉める程度にして、密閉しないようにしてください。

 

出来上がったものが「手作り酵素」です。

そして、これを飲む時は水で薄めて飲むことになるわけですが、どれくらいに薄めるかはカルピスみたいなもので、人ぞれぞれで良いとは思います。

手作り酵素の具体的な効能や飲み方は、また別の記事で話せたらと思います。

ひとまず、今日は作り方まで。

 

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