ホームベーカリーは非常に優秀な機械だなーと、パンを焼くたびに思います。
お米を炊飯器で炊くのと大差なく、手軽にパンを焼くことができ、しかも、市販の袋入りのパンとは比べ物にならないくらい美味しくできます。
ドライイーストで作ったパンですら、そう感じるわけですが、天然酵母を使えば、そこいらのパン屋さん以上に美味しいものができます。
初めて天然酵母を使ったパンを自分で焼いて(ホームベーカリーで)、食べた時はちょっとビビりました。こんなに簡単なのに、こんなに美味しくていいのか?と。
天然酵母と聞くとパン職人だけが使うものというイメージが強いかもしれませんが、最近のホームベーカリーはパン種を作ることも、もちろん、それを使いパンを焼くことも簡単にできます。
写真は、「ホシノ天然酵母パン種」というものです。
粉末の酵母と水を混ぜて、24時間ほどホームベーカリーの中で発酵させるだけで、パンの生種はできます。
あとは、その生種を使ってパンを焼くだけです。
天然酵母とは、果物や穀物などのまわりに付着している酵母菌を採取し、自然発酵させた酵母のことです。
ちなみに、ホシノ天然酵母パン種は国産の小麦、米を使っています。
一方、ドライイーストは、パンを膨らませるための単一の酵母を人工的に作ったものなので、即効性があります。つまり、早くパンが焼けます。
例えば、天然酵母のパンは7時間ほど時間を要しますが、ドライイーストのパンは早いものであれば、2時間ほどで焼くことはできます。
天然酵母の生種には、多種多様の酵母が混在しています。そのため、発酵にどうしても時間を要してしまうのです。
ですが、天然酵母のパンのモチッとした食感と豊かな風味を知ってしまうと、「時間をかける価値は十分にあるなー」と思います。
天然酵母のパンの方が断然美味しいです。
それに、そこには多種多様な菌が含まれているわけで、ドライイーストで作ったパンに比べて、栄養価も上です。
もしホームベーカリーを手に入れたら、是非天然酵母のパンも作って欲しいなと思っています。