日本が誇るスーパーフード

食べ物に「スーパーフード」という明確なカテゴリーがあるわけではないですが、アロエやココナッツがスーパーフードと言うのなら、今回ご紹介する「寒天」もスーパーフードの1つと呼べるものでしょう。

寒天とは、天草(てんぐさ)、オゴノリなどの紅藻類を原料とした加工食品で、江戸時代に日本で最初に作られたものと言われています。

それで、この寒天がどうして注目されているのかというと、その豊富な食物繊維にあります。

寒天の食物繊維の含有率は約8割で、あらゆる食べ物の中でトップクラスです。(ここで言う寒天は水で戻していないもののこと)

「現代人は食物繊維が不足しがち」とは、よく言われているわけですが、厚労省のデータによると、具体的には1日に5~6gが不足しているそうです。

なので、単純計算で、1日5~6gを目安に寒天を食べれば、その不足分を補うことができるわけです。

 

食物繊維は食品成分表の上では、炭水化物の扱いですが、基本的に人の腸では消化、吸収できないので、カロリーは殆どないと考えていいものです。

なので、寒天はダイエットにも向いています。

寒天は水をよく吸い、カサが増えることもあって、ローカロリーですが満腹感を味わうことができるというメリットもあります。

 

もちろん、ダイエットが主な目的ではなくても、食物繊維をしっかりと摂ることは、健康維持にとって大切なことです。

理想的な食生活を送れている時は良いのですが、食生活は多かれ少なかれ、乱れるものです。仕事の都合や付き合いなどもあるでしょうから。

例えば、本当はサラダを自分で作りたい。でも、そこまでの余裕がない。であれば、味噌汁に寒天を入れてみるとか。ご飯に入れて、一緒にたいてみるとか。

このようにして、栄養バランスを整えればいいのです。

あとは、食事の楽しみは下がりますが、水で戻した寒天に納豆をかけて食べるとか。

これなら、少なくともスピーディーですし、一応空腹も満たせて、腹持ちも良いです。

 

ちなみに、寒天の原型は「ところてん」で、それは遣唐使の時代に遡ります。

それを踏まえると、寒天は古くから日本人にとって馴染みのある食品と言えますし、目的に応じて食生活に取り入れていくと良いものだとは思います。

昔から今に伝わる食べ物、つまり淘汰されなかったものは、味覚的にも、栄養価的にも非常に優れている可能性が高いからです。

 

カテゴリー: 食材・食品 タグ: , パーマリンク