「スピルリナって、美味しいですか?」
スピルリナに限らず、スーパーフードの味は気になる方が多いわけですが、その多くは、特に日本人にとって馴染みのないものです。
以前、セミナーで「美味しいとは何か?」というトピックについて話し合ったことがあるのですが、参加者の1人が、「美味しい=昔から馴染みのある味」とおっしゃっていました。
確かにそういう面はあると思います。
幼少期に母親が作ってくれた料理の味を一般的に「おふくろの味」と呼びます。
そして、この「おふくろの味」は大抵、ポジティブな意味で使われることが多いです。
要するに、「おふくろの味=美味しい」ということが多いのです。
少なくとも、割としっかり料理を作ってもらっていた家庭で育った方に限っていえば、その傾向は強いはずです。
「おふくろの味」の話はともかく、小さい頃から慣れ親しんでいる味が、突然苦手になることはあまりないように思います(その逆は結構あると思うのですが)。
例えば、納豆が子供の頃から好きだった人は、大人になっても納豆が好きなはずで、たぶん、納豆が好きなのは子供の頃、納豆をよく食べていたからだと思うのです。
で、本題のスピルリナですが、小さい頃からスピルリナを食べてきたという人は殆どいないはずですから、食べた瞬間に「美味しい」という感覚は、おそらく訪れないはずです。
じゃあ、不味いのかと聞かれると、それも答えづらい質問ですが、とにかく、「違和感のある味」はします。でも、それが不味いのかと言うと、そうでもないと僕は思います。
今回のスピルリナのように、スーパーフードと呼ばれる食材、食品は栄養価が高いということもあって、料理に使えないかなーと試してみることもあります。
例えば、スピルリナを味噌汁に入れたり、パンに入れたりしたこともあります。
でも、これらは正直、美味しくなかったです。というのも、「あー、入れない方が美味しいなー」と比較してしまうので。
そういう意味でいうと、スピルリナはあまり美味しくないという話になってきますが、これは組み合わせの問題もあるとは思います。
最近、冷蔵庫の掃除をしていたら、賞味期限間近のスピルリナが出てきました。
処分するのも勿体ないので、シンプルに冷水に入れて飲んでみたのですが、「おっ、意外と美味しい」と感じました。
「初めての味ではない」というのもありますが、スピルリナをシンプルに水に溶かして飲む方法が、最も美味しい食べ方かもしれません。
スムージーやジュースに混ぜて飲む方もいますが、やはり、個人的にはシンプルな水割りが一番美味しいのでは?と思っています。
いずれにしろ、スピルリナは五大栄養素のバランスが良く、消化、吸収率の高い食品です。
食事の時間が十分に無い時、ダイエットしたい時にもオススメできるものです。
最初はその味に違和感があるかもしれませんが、徐々に慣れるものだと思いますし、慣れてくれば、グリーンティーの一種のようで美味しく感じるようにもなります。
気になる方は、是非試してみてください。