オートファジーとは

これは人間に限らず、酵母などもそうなのですが、真核生物と呼ばれている生き物には、「オートファジー」という仕組みが備わっています。

オートファジー(autophagy)とは、細胞が持っている、細胞内のタンパク質を分解するための仕組みの一つで、日本語では「自食(じしょく)作用」とも呼ばれることもあります。

分かり易く言うと、細胞内の老廃物をリサイクルしてエネルギーに転換する仕組みのことです。

このオートファジーという仕組みが備わっているおかげで、細胞内に異常なタンパク質が蓄積されるのを防いでくれたり、タンパク質の摂取が不足した時に合成して補ってくれます。

また、オートファジーには細胞質内に侵入してくる病原微生物をやっつけてくれる働きもあり、生体の恒常性維持に関与しているとも言われています。もちろん、細胞のがん化も防いでくれます。

 

それで、どういう時にオートファジーが機能するのか?という話ですが、実は体内のタンパク質が不足すると、このオートファジーのスイッチがオンになります。つまり、その働きが活発になるということです。

具体的には、個人差は当然ありますが、1日のタンパク質の摂取量を15g以下にすると良いと言われています。

15g以下ということは、僕らが普段タンパク質の摂取源だと考えている食材(肉、魚、卵)は殆ど食べることはできません。

なので、1日のタンパク質の摂取量を15g以下にしようとするのなら、必然的に植物性の食材がメインの食事になるはずで、いわゆる食事制限をすることになります。

 

ただし、これは毎日行うべきものでもありません。

「粗食」という食生活がご自分に合っている方は例外ですが、多くの人はそうではないはずで、中長期的にはいろいろな意味で、タンパク質はしっかりと摂るべきです。

ですから、僕がオススメしたいのは、「週に1日、タンパク質を15g以下に抑える」というものです。

週に1日くらいなら、食事制限にも耐えられると思いますし、オートファジーによるメリットも享受できるからです。

 

というわけで、僕自身、なるべく週に1日はベジタリアンの食事をするようにしています。

そうは言っても、鰹出汁とかは使うのでそこまで厳格なものではないので、割と楽です。

この習慣を食生活に取り入れることで、普段の食事の満足度も上がります。

肉や魚の有り難みが分かるという意味でも、週1ベジタリアンの食生活はオススメなのです。

 

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