かしわ天(鶏胸肉の天ぷら) レシピ
「かしわ天」とは早い話、鶏の天ぷらのことですが、かしわ天という場合、鶏の胸肉を使うことが多いようです。少なくとも丸亀製麺ではそうです。
それはともかく、胸肉は高タンパク質、低脂質ということもあり、ヘルシーなイメージが強いですが、加熱しすぎると硬くなってしまったり、パサパサとした食感になってしまったりと、調理が難しい食材の1つです。
胸肉を美味しく調理するポイントはいろいろあるのですが、今回は薄いそぎ切りにすること、割と厚めの衣を付けることがポイントです。
こうすると高温の油で揚げてもしっとりと仕上がります。
胸肉に下味をつけるのもポイントの1つです。
《材料 2人分》
鶏胸肉 1枚、日本酒 大さじ1、塩麹 大さじ1、醤油 大さじ1/2、生姜(絞り汁) 適量、米粉 50g、水 100ml、菜種油(揚げ油) 適量、ししとう 1袋、レモン(くし切り) お好みで
《作り方》
(1)衣を作る。分量の米粉、水を入れて泡立て器で軽く混ぜ合わせておく。
この分量だと、衣は若干どろっとした感じになります。もう少し緩くしたい方は水を少しだけ加えて調整してください。
(2)鶏胸肉は皮を取り除き、食べ易い大きさの削ぎ切りにする。そしたら、ボウルに分量の日本酒、塩麹、醤油、生姜の絞り汁を入れ、カットした鶏もも肉も入れて、全体に下味を付けておく。
鶏もも肉を揚げる場合、皮もパリッと揚がるのですが、胸肉の場合は短時間で揚げるので、取り除くのが無難です。
塩麹は米粒が残っているタイプのものは茶こしなどで潰して入れると良いです。米粒が焦げやすいので。
(3)ししとうはヘタから上をカットし、竹串などで側面に穴を開けておく。
ししとうは素揚げしますが、穴を開けておかないと破裂するので、この作業はしっかり行いましょう。
(4)揚げ油を熱し、170℃くらいになったところで、ししとうを投入していく。高温でサッと揚げたら取り出し、火は一旦止める。
衣を揚げ油に数滴垂らしてみて、衣が少しだけ沈んですぐ浮かんでくるのが170℃です。
(5)油の温度が下がるのを待ってから、鶏胸肉を(1)の衣を付けて揚げていく。温度は先程と同じで170℃くらい。菜箸で触ってみて、カラッと揚がってきたことが確認できたら、天ぷらバットに取り出す。
胸肉は薄く切ってあるので、割と火の通りは早いです。加熱し過ぎに注意しましょう。
(6)油がだいたい切れたら、お皿に取り、ししとう、レモンのくし切りを添えて、出来上がり。
鶏肉に味はついていますが、足りない場合は岩塩を少し振りかけていただくと、非常に美味しいです。