クラムチャウダーとは、一般的にはあさりなどの貝に、玉ねぎ、じゃがいも、セロリといった野菜を加えて煮込んだスープを指します。
クラム(clam)とは英語で、はまぐりはあさりなどの二枚貝のこと。チャウダーは語源は諸説あるのですが、具がたっぷり入っているスープのことです。
今ではクラムチャウダーは日本でも馴染みのある料理になりましたが、もともとはアメリカ東海岸のニューイングランドが発祥地と言われていて、様々な種類があります。
中でも、牛乳、生クリームなどでのばしたニューイングランド風や、乳製品は使わずにコンソメやトマトピューレを加えたマンハンタン風などがメジャーです。
今回ご紹介するレシピは、ロードアイランド風と言って、あっさりとした清汁仕立てのものです。
重くないですし、あさりの旨みも堪能できるので、オススメです。
《材料 4人分》
あさり 500gくらい、セロリ 1本、アスパラ 1束、にんにく 3片、玉ねぎ 1個、ローリエ 2枚、水 800ml、日本酒 100ml、塩 適量、黒胡椒 適量、ギー 適量
《作り方》
(1)あさりの砂抜きをする。
砂抜きのやり方は、こちらの記事(あさりの下処理)をご参照ください。
(2)玉ねぎはみじん切り、セロリは縦半分に切ってから斜め細切り、にんにくは包丁の平たい部分で潰しておく。アスパラは根元の硬い部分をピーラーで削り、4cm幅にカットしておく。
今回は入れませんでしたが、しめじを入れても美味しいです。
(3)鍋を中火にかけたらギーをひき、にんにくを入れて、にんにくが薄らときつね色に変わるまで炒めて取り出す。続いて、玉ねぎのみじん切りを投入し、透明になるまで中火で炒める。
(4)玉ねぎの色が透明に変わってきたら、あさり、分量の日本酒を加えて蓋をする。煮立ってきたら少し火を弱めて、酒蒸しにする。加熱時間は2分くらい。
(5)貝が全て開いたところで、ローリエ、分量の水を入れる。火力を強めて煮立ってきたら、火を弱めて30分ほど煮込む。
30分ほどじっくり煮込むことで、貝殻からも旨味がスープに溶けて美味しくなります。
(6)アクがあればすくい取ってから、中火にしてセロリ、アスパラ、先ほど取り出したにんにくを加える。
見ればわかりますが、ギーの脂分が浮いているので、それは取らずにアクだけをすくい取ります。
(7)(6)がひと煮立ちしたら味見をしてから、塩、胡椒で味を整えたら、出来上がり。
あさりからも塩分が溶け出すので、必ず味見をしてから塩は加えましょう。
野菜はくったりしてしまいますが、一晩寝かせると、スープに具材の旨味が溶けるので、美味しいスープになります。