調味料の断捨離

健康のことを想うのなら、バラエティに富んだ食生活を心がけることは、とても良いことです。

ただし、それは食材レベルの話であって、調味料ということになると、必ずしもそうとは言えないかもしれません。

最近ではスーパーに行けば、多種多様な調味料が売られています。また、世界中の様々なスパイスも手に入るようになりました。

つまり、昔に比べて料理に使える調味料、そしてスパイスの種類は大幅に増えたわけで、そのこと自体はバラエティに富んだ食生活に直結します。

 

ですが、1つ問題があるとすれば、調味料やスパイスは食材と違って、基本的に1回で使い切るものではありません。

そして、その数が増えれば増えるほど、使い切ることが難しくなってきます。

スパイスは特にそうです。

例えば、僕が料理を始めた頃の話ですが、カレー用のスパイスを一通り揃えたことがあります。

ターメリック、コリアンダー、クミン、シナモン、マスタードシード、カレーリーフ、マスタードなど。

毎日カレーを食べる方であればいいのでしょうが、僕はそうでもなく、結局ほとんどのスパイスが余ってしまい、処分しました(カレーリーフには虫がわいていた)。

あとは、パプリカパウダー、タイム、カルダモンあたりも殆ど使うことがなく、最終的には処分しました。

 

要するに、「勿体無いなー」という話なのですが、でも、それが全てではないし、今でも愛用しているスパイスもあるので、仕方ないなーとも思います。

例えば、シナモンはヨーグルトにふりかけたり、チャイに入れたりと、結構活躍しています。

ナツメグもハンバーグやグラタンを作るときくらいにしか使わないのですが、割とたっぷり入れるので、これも僕にとっては必要なスパイスです。

要するに、何が言いたいのかというと、「何が必要なスパイスで、何が必要ではないのか?」これについては、実際に買ってみないと分からないことなのです。

なので、最初はいろいろ試してもいいと思うし、そのプロセスで自分に必要なスパイスを残していけばいいと思うのです。

 

調味料についても、同じことが言えます。

例えば、回鍋肉を作るときの合わせ調味料には、甜麺醤を入れるのが一般的です。

だから、最初は甜麺醤を買ってくるのですが、「甜麺醤って意外と使わないんだよなー。」という方も多いかもしれません。

調味料に関しては、スパイスに比べて1回あたりの使用量が多いので、使い切ろうと思えば、何とかなります。

ですが、料理番組のレシピ通りに調味料を揃えていると、そのうち冷蔵庫が調味料でパンパンになってきます。

僕は割と中華料理が好きなので、甜麺醤の活躍の場は大いにあるのですが、もしそうでないのなら、甜麺醤という調味料は必要ないかもしれません。

というのも、他の調味料で代用できるからです。

例えば、回鍋肉を作る場合、甜麺醤がなくても、赤味噌と砂糖で代用可能です。

それに、赤味噌であれば、味噌汁にも使えるし、さばの味噌煮にも使えます。

「使い回しが効く」というメリットがあるのです。

 

この調味料やスパイスの「使い回し」ができるようになると、料理がいろいろな意味で「楽に」作れるようになります。

例えば、中華料理に使うお酒は紹興酒が一般的ですが、日本酒でも構わないと思います。

また、アクアパッツァには白ワインを入れるのが普通ですが、これも日本酒で代用ができます。

つまり、日本酒を常備しておけば、紹興酒がなくても中華は作れるし、白ワインがなくてもイタリアンは簡単に作れるものなのです。

そして、もちろん、日本酒は和食にも使えるものです。

確かに紹興酒や白ワインを使った料理は、日本酒とはちょっと違った風味になります。そこにこだわりを持つのも料理の楽しみです。でも、それはオプションです。

 

いずれにせよ、確かに言えることは、常備している調味料やスパイスを減らしておけば、その分の「余裕」が生まれるということです。

調味料やスパイスのウェイトを減らす分、食材にこだわってもいいですし、冷蔵庫の中やキッチンに物理的なスペースができるので、実際に料理もしやすくなるなるはずです。

 

別に調味料やスパイスを軽視しているわけではありません。

料理番組や本に書いてある調味料やスパイスが無くても美味しい料理はできるし、調味料やスパイスばかりストックしていても、それは食生活の主役にはなりえない。そういう話です。

ですから、冷蔵庫の中やキッチンがごちゃごちゃしている方は、賞味期限切れの調味料やスパイスを一度処分してみるというのは、良い考えだと思います。

ご自分の食生活に何が必要で何が不要なのか?考えるきっかけにはなると思いますので。

 

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