今日の記事は、メルマガからの抜粋です。
メルマガで話すテーマは、その都度違うのですが、最近はこのブログと同様で、健康に関する内容が多いです。
といっても、本当にたまーにしか書けていないのですが。
それはともかく、時には今回のように、料理の話をすることもあります。
以下、抜粋。
こんにちは、阿部です。
今日は「料理」というテーマで、少し話をしようと思います。
最近は、といっても、僕は殆どメルマガは書かないわけですが、それはさておき、ここ3年くらいは「健康」
そして、今回の新教材のレターも基本的には、「健康に気を遣いましょう」という話をしているわけです。
でも、こういう話は、人によっては「つまらん」
例えば、お酒が好きな人が、気分良くお酒を楽しんでいる時に、
「アルコールは毒物ですから、体に良くないですよ」
と、外野が口を出してきたら、いい気分はしないですよね。
もちろん、ひどく酔っ払って他の方に迷惑をかけているのなら、話は別です。
でも、そうじゃないのなら、あーだ、こーだ言われたくないのが、一般的な人の心理というものです。
それと同じように、「健康に気を遣いましょう」という話は、周りに多大な迷惑をかけていないのなら、結局のところ、
「そんなことは俺が決めるんだー」
という話になってしまうし、それでいいのだと思います。
でも、お酒が好きな人が、お酒を楽しんでいる時に、
「こんなお酒もありますが、一杯どうです?」
「そのお酒には、こんな肴が合いますよ。」
みたいなことを言われたら、あまり悪い気はしないでしょう。
この差は、そこに「遊び心があるかないか」だと思うのですが、今日は「遊び心のある」話をしたいと思います。
その前に断っておきますが、僕は「自分で料理をすることが健康維持に繋がる」と考えています。
でも、仮に料理をすることが健康維持に直結しなかったとしても、それでも僕は、料理はするとも思います。
なぜかといったら、料理は総じて「面白い」からです。
だから、僕はほぼ毎日、自分で料理をしているのです。
まー、そうは言っても、生きていると大変なことはあります。
何もしたくない日もあります。
「俺は猫になりたかった・・」
そう思う日もあります。
でも、そうじゃない日の方が多いわけで、
「さーて、火遊びでもするかー」
という感じで、僕は料理を始めます。
僕の中では、料理はもはや「遊び」の領域です。
しかも、料理とは、子供の頃にはできなかった、大人になった今だからこそできる「大人の遊び」だと思うのです。
料理は、たいがい火や刃物を使います。
なので、サンタクロースをまだ信じている子供の遊びにしては、ちょっと危険度が高い気がします。
それに、料理は器具を揃えたり、食材を買う必要があり、それなりにお金がかかるものです。
ですから、ある程度、自由に使えるお金がないと、料理が遊びだとは思えないでしょう。
もちろん、料理だけが大人の遊びではありません。
バイクに乗ったり、ゴルフを楽しんだり、パチンコに行ったり、ゲームの実況に魅入ったり、これらも遊びの1つだと思います。
ちなみに辞書によると、「遊び」とは、
「心を満足させることを主たる目的として行うもの」
を指すらしいです。
なので、ペンとパイナップルを合体させて心が満足するのなら、やはりそれも遊びなのでしょう。
それはそうと、僕は去年の暮れにようやく前からやってみたかった「たこ焼き作り」を始めました。
それこそ、本当に遊び感覚で。
まず、たこ焼きを作るためには、たこ焼き器を買う必要があります。
この調理器具を吟味することも、僕の中では料理の一部ですし、とても大きな楽しみです。
僕の調理器具の選択基準ですが、
「長期的に使えるかどうか」
これがとても大きいです。
一言で言ってしまうと、「丈夫なもの」を選ぶということです。
なので、鍋やフライパンであれば、僕は「鉄製」のものを選ぶことが多いです。
ちなみに選んだのはこれです。
これは「南部鉄器」と呼ばれるものですが、非常に優秀です。
南部鉄器は表面に微細な凹凸があり、食材がこびりつきにくいです。
5回くらい使うと油が馴染み、たこ焼きもキレイに回転し始めます。
しかも、丈夫というか、頑丈です。間違いなく、一生使えます。
一般的にたこ焼き器といえば、プレートは「テフロン製」が主流です。
確かにテフロンは、食材がこびりにくいというメリットはあります。
ですが、消耗品です。
使い方にもよりますが、半年位するとコーティングはハゲてきます。
テフロンは高熱で有害物質が出るとか、アルミがむき出しになるとどうとか、そういう話もあります。
それに、テフロンのたこ焼き器の多くはホットプレートタイプなので、火を使いません。
だから、火遊びにならないのです。
僕は、ガスコンロの「ぼおーーーーーーー」という炎の音が好きだし、たこ焼きの生地を流し込んだ時の「じゅーーーーー」という音も好きです。
でも、テフロンにはそれがない。もしくは微妙。
少なくとも、ダイナミックじゃないのです。
「音なんでどーでもいーだろ」と冷ややかな声もありそうですが、料理の時の音が味覚に影響を与えることは、様々な研究で明らかになっています。
例えば、ファミレスでハンバーグを頼むと、鉄板にのったハンバーグが「じゅーーー」とう音と共に運ばれてきます。
「鉄板がお熱くなっておりますので、ご注意ください」という、あれです。
「見りゃ分かるよ」といつも思うのですが、あの音は実はとても重要なのです。
あまり美味しくないハンバーグを、美味しいものにするために。(強調したいの「美味しい」の方ですが・・)
逆に、全然熱くない鉄板にハンバーグが乗せられ、音もなく運ばれてきたら、「あー、これはマズイなー」と思います。いろいろな意味で。
それはともかく、自分で料理をするようになれば(特に火を使うようになると)、いろいろな音を感じることができます。
それは面白いことだし、たぶんストレス解消にもいいです。
例えば、キャベツを油で炒めるとしましょう。
十分に熱したフライパンに油をひき、キャベツを一口大にカットしたものを一気に投入します。
すると、「バチバチバチバチバチバチ・・」という大音量を立てます。
とてもいい音です。
今回は「遊び」という視点で、料理の話をしているわけですが、この炒め方は、実は栄養学的にも理にかなっています。
炒め物は、弱火でチンタラ炒めていると、水分が流出し、水溶性の栄養素も少なからず逃げてしまいます。
煮込み料理なら、有効成分がスープに溶けるだけなので、スープごといただけば、問題はありません。
ただし、汁がたっぷり出てしまった炒め物は、汁ごと食べるわけにはいきません。
それを前提に作っていないから、味が濃いのです。
だから、炒め物はダイナミックに、もう少し具体的に言うと、高温、短時間で一気に炒めるのが正解です。
といった感じで、今日は、料理(特に加熱調理)の魅力について、話してみました。
ちなみに、これは教材でも触れることですが、料理で感じることができるのは「音」だけではありません。
料理を作る時は、五感全てが総動員されます。
だから、料理は面白いのかもしれません。
結論としては、
こんな大人の遊び方がありますが、やってみません?
火遊びは、おもろいでー。
という話です。
人生、肉体的にも精神的にもヘトヘトになることはあります。
でも、そうじゃない時もあるはずですし、いろいろな意味で余裕が出来た時には、ぜひ料理をして欲しいなと思っています。
料理とは、総じて楽しいものですから。
抜粋、ここまで。
メルマガはこんな感じで書いています。
料理以外のテーマ、例えば目標設定の話とか、パートナーシップの話をすることもあります。
いずれにしても、長い人生において、役に立つ話ができればなと思っています。