日本酒と焼酎の違い

日本酒と焼酎の違いが分からない。

という方は、意外と多いのではないでしょうか。

時々、思い出したかのように聞かれることです。

 

まず、お酒は大きく分けると、醸造酒と蒸留酒。

この2つに分けることができます。

醸造酒とは、簡単に言うと、原材料を酵母によりアルコール発酵させて作るお酒のことで、蒸留酒とは、醸造酒を蒸留して作ったお酒のことです。

蒸留とは、これも簡単に言ってしまうと、液体に熱を加えて、沸点の異なる成分を分離、濃縮する操作のことです。

お酒に含まれているアルコール成分の沸点は、水よりも低いので、醸造酒を加熱すると、水分とアルコールに分離することが可能なのです。

そうは言っても、醸造酒を蒸留する場合、水分もいくらか共沸するので、完全にアルコールと水分に分けられるわけではありません。

(だから、アルコール分100%というお酒はないのです。)

 

具体的には、日本酒が醸造酒で、焼酎が蒸留酒です。

なので、日本酒を蒸留すると、一応、米焼酎になります。

もっとも、焼酎は芋や麦を原材料にしたものが多いのですが、考え方は一緒です。

例えば、芋焼酎であれば、原料の芋をアルコール発酵させたものを蒸留して作る。ということです。

このような製造プロセスがあるために、普通は醸造酒よりも蒸留酒の方がアルコール分は高くなります。

例えば、日本酒であればアルコール度数が15~16くらいのものが多く、焼酎になると25度くらいです。

ちなみに、アルコールの「度」とは「%」とほぼ同義です。

 

また、日本酒と焼酎の違いですが、蒸留酒には基本的に糖質が含まれていません。

蒸留のプロセスで糖質は完全に分離させることができるからです。

ですから、日本酒には糖質が含まれていて、焼酎は糖質ゼロというわけです。

そんなこともあり、ダイエットされている方は、日本酒よりは焼酎を好む傾向があります。

確かに糖質がゼロであれば、血糖値は上がりづらくなります。

また、アルコールは糖質に比べて高カロリーなのですが、その多くは体内で優先的に分解されるので、脂肪になりにくいという性質があります。

ですから、単体でジャッジするのなら、日本酒よりは焼酎の方が太りにくいお酒だと言うことはできます。

 

ただし、誤解して欲しくはないのですが、これは「焼酎はいくら飲んでも太らない」という話ではありません。

というのも、アルコールが体内で分解されるプロセスにおいて、肝臓では中性脂肪の合成が促進されるからです。

これは、簡単に言うと、アルコール分解時に肝臓では糖が不足して、糖を一気に取り込もうとする作用が強く働くためです。

つまり、焼酎だけを飲んでいると、アルコール以外の食べ物を摂った時に、肝臓が最も太りやすくなっているので、これはこれで危険なのです。脂肪肝のリスクも高まります。

もちろん、これは焼酎に限った話でもなく、蒸留酒全般に言えることですが。

最終的には、日本酒も焼酎も飲み過ぎない方がいいですよ。という話です。

 

ちなみに、ぶどうを原料にして作る醸造酒はワインですが、ワインを蒸留したものがブランデーです。

また、ビールとは、麦を主原料(ホップなども含まれていますが)にして作る醸造酒ですが、麦を原料として作った蒸留酒がウイスキーです。

 

ダイエットのために蒸留酒を選ぶというのは良いことでしょうが、いずれにしても飲み過ぎには注意しましょう。

 

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