古代ローマ時代のドレッシング

「サラダ=ヘルシー」というイメージが定着しつつありますが、それは「その質による」というものです。

もちろん、すべてがという意味でもないのですが、コンビニやスーパー、飲食店などの外食産業のサラダは、健康面のことを考えると、あまりオススメできません

サラダとは、主役の野菜とそれを引き立てるドレッシングがあって成立するものですが、外食産業のサラダはその両方の質が微妙です。少なくともベストではないのです。

家で作れば、もっと美味しくて健康的なサラダができるになー。いつもそう思います。

 

まず、主役の野菜ですが、これは既にカットされたものだと、変色を防ぐために次亜塩素酸ナトリウムを入れた水に浸けるという工程があり、その際にビタミンが流出するとかしないとか、身体に害があるとかないとか、そういう話があります。

これについては諸説ありますが、何らかの処理がある以上、野菜の鮮度は少なからず落ちていることは否めません。

一方、サラダを自分で作る場合は、野菜を食べる直前にカットしますので、出来合いのサラダに比べれば、多くの場合鮮度は上でしょう。

あと、野菜に関しては有機のものがいいとか、そういう理想はありますが、そこは「出来たら」レベルでいいと思います。

そこまでこだわると、だいぶ敷居が高くなると思うので。

まずは、カットされていないフレッシュな野菜を手に入れて、新鮮なサラダを作って欲しいと思います。

 

次に、今日の本題でもあるドレッシングについて。

出来合いのサラダに付いているものも含め、市販されているドレッシングは、油、酢、塩分、これらを混ぜて作ったものです。

つまり、調味料の組み合わせなのですが、それらの質が微妙なものが多いのです。

例えば、油であれば、原材料名に植物油脂と書いてあるだけです。

前にも話しましたが、この加工食品に使われている植物油脂には、トランス脂肪酸が多く含まれている可能性が高いのです。

 

また、酢や塩もどんなクオリティを使っているのか?分からないままです。

塩の話はまたじっくりと別の機会にできたらと思うのですが、流通量の多い精製塩にはナトリウム以外のミネラル(特にマグネシウム)が殆ど入っていません。実はこれが好ましくないのです。

だったら、それらの問題をクリアするために、ドレッシングは良質な材料を選んで、自分で作ればいいじゃないか。そう思うわけです。

 

ドレッシングを手作りするなんて面倒と思う方も多いでしょう。

人生は有限ですから、なるべく時間をかけたくない領域があるも分かります。

ですが、今日ご紹介するドレッシングは、簡単にできて、美味しい。そして健康にも良いものです。それなら文句はないでしょう。

一般的にヴィネグレットドレッシングと呼ばれているものですが、そのレシピをご紹介します。

 

簡単ヴィネグレットドレッシング レシピ

《材料 作りやすい分量》

オリーブオイル(エクストラバージンオイル) 大さじ2、醤油 大さじ2、米酢 大さじ2、 少量、にんにく 2片

 

《作り方》

1.にんにくの皮を剥き、薄切りにする。

2.ドレッシング用の瓶などに、醤油、米酢、塩、オリーブオイル、1のにんにくを入れてよくシェイクする。数時間もすれば出来上がり。

 

これはとても簡単で、美味しいのです。

冷蔵庫に入れておけば日持ちしますから、もっと多く作ってもOKです。

ちなみに、器は金属製のものは使わない方がいいです。酢と金属は相性が悪いので。

それから、ドレッシングに浸けてあるにんにくスライスは、そのままサラダに乗せて食べてもいいです。それほど匂いも気になりません。

あとは、サラダのレシピのところでも話しましたが、最後にサラダに亜麻仁オイルをかければ、必須脂肪酸のバランスもとれて、理想的かなと思います。

 

というわけで、僕はサラダと一緒に脂質も割とたっぷり摂っています。

これは良質な脂肪酸を摂りたいというのもあるのですが、脂溶性ビタミンを効率よく摂取したいという理由もあります。

脂溶性ビタミンとはその名の通り、脂質に溶ける栄養素ですから、それらの吸収のことを考えると、油と一緒に食べることが望ましいのです。

ちなみに、脂溶性ビタミンですが、DAKE(だけ)と覚えると良いです。

つまり、ビタミンD、A、K、Eは脂溶性で、それ以外のビタミンは水溶性ということになります。

 

ところで、日本はもともと生野菜を食べる習慣がない国で、サラダが国民に浸透してきたのは昭和30年くらいからと言われています。割と最近のことなのです。

ですが、世界的にはサラダの歴史はかなり古く、古代ローマ時代には生野菜や茹で野菜に、酢、オリーブオイル、魚醤を混ぜたものをかけて食べていたという記録もあります。

そして、このドレッシング的なものは、少しずつ形を変えて世界中に広まっていくのですが、どの地方のドレッシングも、古代ローマ時代から変わっていない点があります。

それは、サラダのドレッシングが、「酢などの酸味、塩分、油の組み合わせである」という点です。これは今も昔も同じなのです。

今回ご紹介したドレッシングも、例外ではありません。

美味しくて、健康に良いものは、普遍的なものなのかもしれません。

では、今日はこのあたりで。

 

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