ドーナツは食べてもいい根拠

「日本で販売されている多くの牛乳には、発がん物資が含まれている。」

詳しい話はまた別の機会にでできればと思いますが、これはどうやら本当のようです。

厚生労働省の研究班も、日本人4万3千人の調査で、乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト)を多く摂ると前立腺がんのリスクが高まることを明らかにしています。あまり知られてはいませんが。

 

「牛乳が身体に良くないのなら、豆乳だ~」と、豆乳ならヘルシー説を信じる人もいます。

ですが、豆乳の原料となる大豆には、タンパクく質やミネラルの吸収を阻害する反栄養素が含まれていて、特に豆乳にはそれがたっぷり残っているという説があります。

詳しい話はここではしませんが、「豆乳を積極的に飲も~」という豆乳ならヘルシー説も、どうやら間違いのようです。

 

牛乳や豆乳に限らず「○○は身体に良くない」という話は、数え切れないくらいあります。

加熱調理が体に良くないという人もいます。

食材に含まれている特定のアミノ酸と糖類を、高温での加熱(120℃以上)することによって、アクリルアミドという有害物質(発がん性があると言われている)が生じるという説です。

化学的には確かにそうなのでしょう。

ただ、このアクリルアミドを100%排除しようとするなら、焼く、炒める、揚げるといった調理方法が全くできなくなります。

さんまの塩焼き、とんかつ、牛のステーキ、うな重など。多くの大好物たちを楽しむことができなくなってしまうわけです。

ちなみに、僕は外食でも自分で料理するときも、120℃以上で加熱調理したものは、割と好んで食べています。

つまり、体に良くないと言われているものを食べています。

 

ですが、体に良くないと言われているものばかりを食べているわけでもありません。

豆乳はたまーに、アイスコーヒーに入れたり、料理に使うくらいですし、120℃以上で加熱調理した料理に関しては、摂取カロリー全体の3割くらいしか食べていないと思います。たぶん。

ご飯や味噌汁などは加熱調理されたものですが、水を媒介とした調理なので、100℃を超えることはありません。カレーや煮物も同じことです。

ですから、食事の6割~7割は、俗に言うローフードや水を媒介とした調理になります。ピュアなローフードは1~2割くらいでしょうか。

 

それから牛乳に関してですが、僕は牛乳を単独で飲むことは殆どないです。

その理由は、身体に良くないであろう根拠が「これでもかー」というくらい出揃っているからというのもあります。

でも、一番の理由は「身体がそれを欲していないから」だと感じます。

たぶん頭の中の知識以上に、牛乳を生理的に欲していないのです。

そして、こうした生理的な感覚を大切にすることが、健康体をキープする秘訣なのでは?と思うこともあります。

120℃以上の加熱調理の比率が3割くらいというのも、別に意識してそうしているわけではなく、身体が欲しているものを中心に食べるようにしていると、それくらいの比率に僕はなってしまう。そういう話なのです。

 

食後のコーヒーも同じことが言えると思います。

コーヒーについても、身体に良い悪いの議論はありますが、これに関しては、コーヒーには良い面もあれば悪い面もある、としか言うことができません。

ただ1つ言えることは、あなたの身体がコーヒーを欲しているのなら、飲んでいい。というか、その時は飲むべきなのだと思います。

アクリルアミドがたっぷり含まれているであろうドーナツだって、とても美味しそうに見えて、どーしても食べたかったら、食べていいと思うのです。

ですが、食べた後で「やっぱり食べなければ良かったな~」と思うのなら、それは食べない方がいいものです。

罪悪感という感情はあまり良いものではないですから。

でも、「あー、ドーナツ美味かったー」と素直に思えるのなら、それは食べて良かったということです。

 

ただし、この「身体が欲する、欲さない」という生理的な感覚だけに頼って食べ物を選ぶことは、現実的にはオススメできません。

なぜなら、現代人の多くは、この生理的な感覚が鈍ってしまっているからです。

僕らは、小さい頃から、トランス脂肪酸、食品添加物、アクリルアミドなど、身体に悪いであろう食べ物を食べ過ぎていて、それが当たり前になっています。

だから、身体が本当に欲する食べ物が何なのか?よく分からないのです。

その鈍ってしまった感覚を取り戻すために必要だと感じるものの1つが、このサイトで伝えている「知識」になります。

 

例えば、先ほどのドーナツですと、栄養医学的には身体に良くないであろう要素がたくさんあるわけです。

原材料に含まれているショートニング、牛乳、食品添加物が身体に良くない。

原材料に含まれている小麦、砂糖が肥満の原因になる。

加熱調理で発生するアクリルアミドが身体に良くない。

加熱調理で使う油が身体に良くない。など。

こうした知識があると、以前は何も考えずに、何となく食べていたドーナツと少し距離をおくことができます。

「ん、ちょっと待てよ。俺は本当にそのドーナツを欲しているのか?」といった具合に。

 

最近では、健康ブームということもあり、健康面にも配慮した美味しいお菓子を作るパティシエも増えてきました。

そんなこともあり、材料や調理法にもこだわった、美味しそうな手作りスイーツに出会うと、どーしても食べたくなり、1つ食べてしまうことが多いです。

「食べてしまう」と言うくらいなので、少なからず罪悪感はあるんだと思います。

でも、「あー、美味かったー」と心からそう思うし、「食べなきゃ良かったー」と思うことは、最近は殆どないです。

経験を積むと、見た目でそのスイーツが「美味しいか、そうでないか?」「身体に悪そうか、そうでないか?」が分かってくるので、まず外れを引かなくなります。

あと、甘いものを身体が欲している、欲さない時が自分で分かってきますから、欲しくない時は食べないわけで、食べて後悔することは殆どありません。

後悔するというのは、甘いものを欲していないのに食べてしまうと、僕の場合、吹き出物ができることがあって、「やっぱり、食べなきゃ良かったな~」と後悔するのですが、例えばこういうことです。

 

そろそろ、まとめに入ろうと思いますが、今日お伝えしたかったことは、栄養医学的に身体に悪いと言われているものでも、時には食べていい。と、僕は考えているという話です。

自分の身体が欲するものこそが、少なくともその時においては、身体にとってベストな食べ物だと思うからです。

例えば、ドーナツが食べたくなった時に、体にはあまり良くないからという理由で、短期的には我慢でねじ伏せることもできます。

ですが、それを長期的に我慢し続けることができるでしょうか?

もしそれが無理なら、どこかで「ドーナツは食べてもいい。たまーになら。」と許可を与えてあげないと、そのストレスは消えず、どこかに歪みが生じるものです。

お酒の量が増えるとか、イライラすることが増えたり、不眠症の原因になるとか。

ストレスが引き起こす悪影響は、健康維持において無視できないものなのです。

 

なので、まとめると、

頭の中にある知識だけに囚われすぎて窮屈な食生活をおくる必要もない。

でも、生理的な感覚だけに頼るのもリスキーだから、健康に関する最低限の知識はインプットすべき。

そして、この2つのバランスを上手にとっていけば、長期的には、健康に良い食生活になるのでは?という話です。

格言風に言うのであれば、

「ドーナツは食べてもいい。身体がそれを本当に欲しているのなら。」

といったところでしょうか。

では、今日はこのあたりで。

 

カテゴリー: 健康法 タグ: , , , パーマリンク